眼鏡やコンタクトがなくても裸眼で生活できるようになると人気の高いレーシック手術ですが、かなりメジャーになってきた今でも、レーシック手術に関しては賛否両論の意見があります。
一見、視力がたった15分程度の手術で完了してしまう夢のような方法に見えますが、レーシック手術を受けた人のその後はいったいどのようになっているのでしょうか。
今日は、レーシック手術を受けた10年後の状態にスポットを当ててご紹介したいと思います。
レーシック手術で懸念されている10年後とは
レーシック手術が一般的に普及するようになってからまだ歴史が浅い現代の日本では、術後10年以上の経過についての多くの症例がありません。
そのため、10年後に一体どのような影響を及ぼしているのかが、まだ不透明なのが事実です。
レーシック手術に一般的に取り入れられているエキシマレーザーは、アメリカでは1995年に普及されていましたが、日本では2000年に厚生労働省から認可を受けて普及されました。
しかし、普及してしばらくの間は一般の方がレーシック手術を受ける機会は少なく、また価格も高額のため、多くの方がレーシック手術を受けられるようになったのは数年前からのごく最近の話なのです。
そのため、10年経過している症例が日本では少ないことから様々な憶測が飛び交っています。
懸念されている10年後の副作用とは
懸念されているのは、視力が戻るということではなく、老眼になる確率や眼圧の変化による緑内障などの眼の病気です。
本来、手術というのは病を治すために取り入れられたものであり、健康な人の角膜にレーザーを照射して視力を回復させるというのは理にかなったものではありません。
そのため、何らかの副作用が現れてしまった場合には後悔する方がとても多いのが事実です。
実際に10年後を体験した方の体験談
レーシック手術から10年経過している方を参考にしたいと探している方も多いと思いますので、実際に10年以上経過している方の参考になりそうな口コミを掲載しておきますのでご覧下さい。
「レーシック歴10年 40代男性」
レーシック手術を受けてから10年が経過しました。 最初の5年間はとても快適で、本当に手術をしてよかったと喜んでいましたが、だんだんまた見づらくなり、視力が低下してきたのかと思い病院に行くと、重度の乱視が発覚しました。
この乱視が100%レーシックの影響だとは言えませんが、今では昔と同様の眼鏡生活に戻ってしまったので10年経過して後悔が残っています。
「レーシック歴11年 50代女性」
私がレーシックを受けたのは、レーシック手術が今のように普及していない出始めの頃でした。 コンタクトが合わない体質のため、必死に貯金してレーシック手術を受けたのですが、視力は回復したものの周囲の人よりも早く老眼が進んでいるのが気になります。
手術自体に後悔はしていませんが、もしかしたら副作用なのかなという思いが拭えません。
これからレーシック手術を検討している方は、判断材料として是非参考になさってくださいね。